前回の移動平均線についてで説明はしましたが、移動平均線が一番効力を発揮するのがトレンドを把握したい時です。
FXは「トレンドに乗ること」が大原則です。
トレンドに逆らった冒険的なトレードはせず、まずは移動平均線でトレンドを掴み、それにならった王道のトレードをすることが大切です。
移動平均線でトレンドを掴む方法ですが、難しいことは一切ありません。誰にでも出来るうえに一目で分かるものです。
移動平均線の上を沿うようにローソクが並んでいる場合は上昇トレンド。移動平均線の上に「ローソクがある=上昇トレンド」と判断できます。
反対に、移動平均線の下にローソクがある場合は、下降トレンドと判断できます。
ローソク足が移動平均線よりも下にあるのか上にあるのか。たったそれだけで現在のトレンドを把握することができるのです。
移動平均線が上を向いていれば「買いの勢いが強い」、下を向いていれば「売りの力が強い」、たったそれだけです。
上昇トレンドの最中で、移動平均線が上から横向きになったときには、買いの勢いが落ちています。横向きではとどまらずそのまま下向きになった場合、トレンドが転換する可能性が大きいです。
また、移動平均線は基準となる短期・中期・長期線というものがあり、短期線が長期線の下から上に抜けていくことを「ゴールデンクロス」と言います。ゴールデンクロスが発生したときには、「上昇トレンドが発生しやすい」タイミングです。
また、短期・中期・長期線は何日分の平均値の線を出すのか、自分でカスタマイズする事ができますが、基本的な日数としては、短期=15日・中期=45日・長期=75日とする場合が多いです。
その他のエントリータイミングの基準として、移動平均線とローソク足が乖離しているときにもその力は働き、まるで移動平均線に近づこうとする動きを見せることがあります。この習性を利用して、エントリータイミングを考えてみましょう。移動平均線よりローソク足が下に大きく離れたとき、上に戻る習性を予想してロング、その逆の状況ではショート、といったエントリーができます。
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